ホームページ制作の失敗例から学ぶ 中小企業が「後悔しない」ための正しい作り方とは?

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「ホームページを作ったのに、問い合わせが全然来ない」
「業者に任せたけど、何が正解だったのかわからない」
「価格が曖昧でどこに頼めばよいかわからない」

このような悩みを抱える中小企業の方は、実はとても多いです。

ホームページ制作は決して安い買い物ではありません。
にもかかわらず、作り方を少し間違えるだけで“失敗”になってしまうのが現実です。

売上を上げるために制作を依頼したのに成果を上げられず負債になってしまいます。

この記事では、毎月1件以上コーポレートサイトを作成し、多くの企業サイトを見てきた立場から、
よくあるホームページ制作の失敗例と、その回避方法を分かりやすく解説します。

1. 【失敗例①】目的があいまいなまま制作を始めてしまう

もっとも多い失敗が、
「とりあえず会社のホームページが必要だから作る」というケースです。

なぜなら目的が曖昧なまま進めると、

  • 何のためのサイトなのか分からない
  • 誰に向けた内容なのか定まらない
  • 成果の良し悪しを判断できない

という状態になります。

「とりあえず新しくしたい」という漠然とした理由で制作した結果、見た目は綺麗になっても問い合わせに繋がらず、多額の投資が水の泡になるケースは少なくありません。また、社内の意思決定者が複数いる場合、意見がバラバラで大幅な手戻りが発生し、納期が遅延するトラブルも頻発します。

対策ポイント

制作前に、最低限この3つを明確にしましょう。

  • 誰に見てほしいのか(ターゲット)
  • 何をしてほしいのか(問い合わせ・予約・資料請求など)
  • そのために何を伝えるべきか

ここが整理できていないと、どんなに良いデザインでも成果は出ません。

2. 【失敗例②】安さだけで業者を選んでしまう

「月額◯千円」「初期費用0円」という言葉に惹かれて契約した結果、
後からトラブルになるケースも非常に多いです。

よくあるトラブル例

  • 実は5年リース契約で、途中解約できない
  • サイトのデータやドメインの所有権が業者側にある
  • 解約したらサイトが消えると言われた

これらはすべて実際によくある話です。

対策ポイント

契約前に、以下を必ず確認しましょう。

  • サイトのデータ(HTML・画像)は自分のものか
  • サーバー・ドメインの名義は誰か
  • 解約時に何が残るのか

「よく分からないけど任せます」は、最も危険な選択です。
レンタルサーバーを契約することで年間費が1万円程度に抑えることができます。
是非一度検討してみてください。

サイト開設後、WordPressの設定を行う方法

3. 【失敗例③】デザイン重視で“使いにくいサイト”になる

おしゃれなデザイン=良いサイト、ではありません。

実際には、

  • 文字が小さくて読みにくい
  • どこを押せばいいか分からない
  • スマホで見ると使いづらい

といったケースが非常に多く見られます。

見た目を重視しすぎて、
「誰が・どんな状況で使うか」という視点が抜けているからです。

また過度な装飾はページの読み込み速度を遅くし、ユーザーが目的の情報に辿り着く前に離脱する原因となります。制作会社はWebのプロであっても「あなたの会社の強み」を一番知っているわけではないため、対話を欠いた制作では中身の薄いサイトしか出来上がりません。

中小企業のサイトでは、
分かりやすさ・安心感・使いやすさが最優先されるべきです。

4. 【失敗例④】作って終わりで放置してしまう

ホームページは「公開したら完成」ではありません。

  • お知らせが数年前で止まっている
  • 実績やスタッフ情報が古い
  • 検索しても出てこない

こうした状態は、かえって会社の信頼を下げてしまいます。

原因の多くは、
「更新のやり方が分からない」
「誰に頼めばいいか分からない」
という理由です。

結果として、
“あるけど機能していないホームページ”になってしまいます。

反対に、定期的に実績や役立つ情報を発信し続けることで、広告費をかけずにお問い合わせ数を20倍に増やした成功事例もあります。

コンテンツの作成を行い、サイト分析ツールを使って改善し続けることが王道パターンです。

作っただけのサイトでは実のところ売上に直結させることは困難です。

5. 失敗しないための正解は「伴走型」の制作

これらの失敗を避ける一番の方法は、
作って終わりではなく、運用まで一緒に考えてくれる相手を選ぶことです。

きつね広告社では、

  • 専門用語を使わず、分かる言葉で説明
  • 目的・課題を一緒に整理
  • 公開後も改善の相談ができる体制
  • 価格の明瞭化

を大切にしています。

「何が分からないか分からない」という段階からでも、
安心して相談できる体制を整えています。
また、納品後3ヶ月間の無料改善サポートや、月額1.1万円からの明確な保守プランにより、費用や運用の不安を最小限に抑えながら、サイトを「生きている状態」に保ちます。

一度ご相談いただけますと幸いです。

まとめ|ホームページ制作で失敗しないために大切なこと

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 目的が曖昧なまま作ると、ほぼ確実に失敗する
  • 安さだけで業者を選ぶと、後で高くつく
  • 見た目よりも「使いやすさ・分かりやすさ」が重要
  • 作ったあとに育てる視点が必要
  • 信頼できるパートナー選びが最重要

ホームページは「完成した瞬間がスタート」です。
失敗を避けるためには、制作会社を単なる「作業代行者」ではなく、「事業の目的を理解し、公開後も共に育てるパートナー」として選び、二人三脚で改善を続けていく姿勢が求められます。

もし今、
「うちのサイト、このままで大丈夫かな…」
と少しでも感じたら、それは見直しのサインかもしれません。

無理な営業は一切ありませんので、
気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

\簡単3分!/

この記事を書いた人

宮地 健太朗

Web制作・運用を中心に、
中小企業・個人事業主のWeb活用を支援しています。

現在は、東京のWebマーケティング会社にてエンジニアとして1年以上、準委任契約で参画し、サイト制作・運用改善・業務効率化などを担当しています。

単なる制作にとどまらず、
「どうすれば使われ続けるか」「どう改善すれば成果につながるか」を重視し、実務に即した提案と実装を行っています。

専門的な内容も、できるだけわかりやすく説明しながら、
一緒に考え、継続的に改善していくことを大切にしています。